※キングオブコント2020

【自己満足記事 キングオブコント2020】
               (約3100字)
※過去記事

脱稿 2020年10月23日
公開 2022年10月3日

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
※過去記事は、そのときの私の感想を残しておくために、あえて原文のまま(誤植があれば直しますが)掲載します。そのため、今となっては不自然な表現や記述がある可能性もございます。例えば「最近の~」や「数年前の~」といった表現が出てきた場合、それは現在ではなく、記事を書いた時点での“最近”や“数年前”を指しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 


皆様お久しぶりです。時間がなかったため今回はやや簡潔に書かせていただいた。申し訳ない。

 

私の採点基準は以前書いたが点数の目安を詳しく書いていなかったと思うので、改めておさらいしておく。
基本的に賞レースの決勝に値するには90点以上は欲しいところ。言い換えれば90点が合格最低点みたいなものである。そこから91…92…93…と増えていき、私の中で94が素晴らしいという評価になる。95になると最高レベルという評価で、96以上は心を揺さぶるような、震えるような、とにかく凄いレベルの感覚があるときに初めてつけるもので、滅多につくことはない。さらに、89と90、94と95、95と96の間に大きな壁があるイメージ。図にすると

…88<89<<<90<91<92<93<94<<<95<<<<<96<97…

という感じである。よって、まとめると、

①90以上は“賞レースの決勝に値する”
②94は“素晴らしい”、95は“最高級”
③96以上は“心を揺さぶるような何か”

ちなみに、80未満は“出直してこい”になるが、80点を下回ることはほぼないし、基本的につけようとも思っていない。


※これらの基準は主にM-1キングオブコントのときに適用するもので、R-1などその他の賞レースでは基準が変わります。

 

 

 

じゃあ始めるよ。

 

 

 

 


滝音「大食い選手権」 90
今大会で唯一の私の初見コンビ。「たきおん」と読むらしい。ネタ自体はシンプルで、序盤に持たせた違和感を中盤で回収して終盤に繋げるスタイル。ある程度笑えたため悪くはないのだが、ボケ→ツッコミ→ボケ→ツッコミの会話が単に続いただけだったので、ネタにもう少し強弱があったらもっと点数が伸びたかもしれない。2乗のくだりは好き。

 

GAG「入れ替わり」 86
今年はクオリティーが落ちた。GAGらしくないというかなんというか。おじさんとフルートが入れ替わるのはちょっとファンタジーがすぎると思う。入れ替わりだけで終わってしまい、その後の展開が何もなかったのも残念である。坂本のキャラも中島美嘉本人である必要は無いし、何なら「中島美嘉っぽい格好のヤバイ奴」という設定の方が面白いかと。

 

ロングコートダディ「部品を取り出す仕事」 84
終始静かなネタだった。前半を無駄に使ったのにそれ相応の笑いが後半にないので、必然的に点数は下がる。段ボールの使い方など発想は面白い。しかし大きな笑いがなかった。これに尽きる。

 

空気階段霊媒師」 91
キャラコントのようなネタだが、霊媒師がラジオ本体の役割をしているためスマホアプリよりも受信が早い、長い番組ストラップを実際に出す、自分の声とラジオを通して少し遅れて聞こえる音声とがズレる気持ち悪さ、など、構成の面でもしっかりしているネタである。あのラジオはタイトルの割に全然バレーボール語ってないね。

 

ジャルジャル「野次ワクチン」 93
誰やねん知るか下手くそのコンボは強力で、届けるなに関しての野次もじわじわ笑えてくる。ネタのしつこさが強いため、昨年披露した途中から英語に聞こえるネタよりは劣るが、今大会の中では上位に入るだろう。

 

ザ・ギース「ハープ」 87
ハープはね……。残念ながら笑いにはならないかな。確かにハープは珍しい存在だが、その意外性で笑える楽器ではない。バイきんぐのコントで西村がジャンベを叩くやつぐらいでないと笑いは取れない。ザ・ギースにはエレベーターホールという最高傑作ネタがあるのだが、それをやってほしかった。気になる方は調べてね。

 

うるとらブギーズ「陶芸」 84
ちょっと違う展開になった。誤って割ってしまい、良い…良い……良い………の一点張りだったのが勿体なかった。とりあえず去年と今年とネタを見て分かったことは、この2人はバカバカしいことをバカバカしくやるコンビだということである。

 

ニッポンの社長ケンタウロス」 83
何これ?
失礼、真面目に講評しよう。このネタに関しては好みが分かれる。コントならではの独特な世界観が好きな人にはハマると思う。私は世界観を全面に出したネタを否定するわけではない。しかし、そこにはある程度の“理屈”や“秩序”が欲しい。考えずに感じろ、ということだと思うが、残念ながら私は何も感じなかった。

 

ニューヨーク「結婚式の余興」 92
なかなか1発目での笑いを越えないままネタが終わってしまうコンビが多いなかで、序盤の盛り上がりを後半で越えてきたのが高評価となったポイントだろう。それにしてもピアノや電動ドリルなどあれだけの芸を2か月で習得したのは凄いね(誰目線?)。

 

ジャングルポケット「情報を話せ」 88
思ったのと違う方向に行ってしまった。テンションと笑いが釣り合ってないため、演者と観客との間に温度差が生まれた。会話のテンポが重要なネタなので、そこを外すとちょっとついて行けなくなる。

 

 

 

 


ここから2本目。

 

 

 

空気階段定時制高校」 85
二人の間では会話が成立していて、その内容は観客に伝わらない。それを本人たちが良しとしているかどうかは分からないが、こちらで全て補えるわけではないので、もうすこし聞き取れる部分を増やしても良かった。設定や曲の使い方など寸劇としては良いが、コントとしてはどうか、というところ。余談だが、一部の間でこのネタは障害者を馬鹿にしたものだとか言われているらしい。そういう思考を持っている人の方が、よっぽど馬鹿にしてますよ。クレームをつける前にまず自分のおつむをどうにかしましょうね~。

 

ニューヨーク「帽子」 81
気になるところをネチネチと突くのはニューヨークらしくて良いが、これは面白くない。帽子を被っている状態にそこまで違和感を感じなかったので完全に突くところを間違えているし、そもそもどこで笑えばいいのだろうか。あそこまで帽子うんぬんを引っ張られると帽子を取ろうが取らまいが笑いは起こらないだろう。

 

ジャルジャル「タンバリン」 90
悪くはないがちょっとうるさい。このネタで優勝を勝ち取ったというよりは、今までのジャルジャルの功績が評価された結果としての優勝だろう。

 

 

 

 


〈まとめ〉
今大会をまとめると、決してレベルが高かった大会だとは言えない。1本目で90点以上をつけた数も10組中4組と私が採点を始めた2015年以降で最少となった。
もう一つ目立ったのは、曲の使用の多さとオチの弱さ。最初の笑いがピークで、その後はそれ以上の笑いが起きない、というネタが多かったように思う。構成や使用する曲に力を入れるのは結構だが、とにかく笑いを取りに来てほしい。

 

 

 

 


次はカープ記事で会いましょう。11月末~12月上旬の公開を予定しています。その次にはM-1記事を公開する予定です(公開時期未定)。予選の日程から考えて、M-1決勝は12月20日と個人的には予想している。

 

                終わり。

 

 

 

 


~今だから言えること~
意外と特に言うことはない。たまにはこんなこともある。