※R-1グランプリ2021

R-1グランプリ2021】(約4600字)
※過去記事

脱稿 2021年4月3日
公開 2022年10月11日

 

 

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※過去記事は、そのときの私の感想を残しておくために、あえて原文のまま(誤植があれば直しますが)掲載します。そのため、今となっては不自然な表現や記述がある可能性もございます。例えば「最近の~」や「数年前の~」といった表現が出てきた場合、それは現在ではなく、記事を書いた時点での“最近”や“数年前”を指しています。
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レディース アーンド
ジェントルメーン アーンド
その他ーーー!!

 

いや変なところで社会に配慮すな!!!!

 

 

 

 


はい、そんなわけでR-1記事です。
もしかしたら誰も観てない、もしくは既に記憶から抹消した可能性があるが構わず書く。

ちょっとこれだけレベルが低いと記事を書くのも億劫になるがそれでも書く。

真剣に、読みやすく書く。

「本戦より面白い記事を書く」を目標に書く。

え?書く書くうるさいって?

 

知らん!!!!(?)

 

 

 

 


今回のR-1は様々なところが変わった。これらの変化について、1つずつ考えていく。


①ぐらんぷり(ひらがな)からグランプリ(カタカナ)に
はっきり言ってどうでもいい。これに何の意味があるのか。敢えて細かいところに手を加えることで改革した感を出すアピールならしない方がいい。


②MCが雨上がり決死隊から霜降り明星
霜降りじゃ荷が重い。MCとしての経験もまだ浅く、生放送の賞レースでぶっつけ本番のような形でやる必要があったのか疑問だ。


③審査員が大幅に入れ替わる
審査員で明らかにおかしな奴が2人いる。だるま坊主と上沼クリスタルである。野田もザコシも、言ってしまえば1度優勝しただけである。ネタも独自のスタイルを貫くような感じで、かなり人を選ぶ芸風だ。この2人は審査員の柄じゃないし、人を審査するのに適している人間ではない(もちろん人間性とかそういうことじゃないですよ)。


④採点方式が変化
昨年までは持ち点3点を自由に振り分ける方式だったが、今年は100点満点の点数でつけるようになった。そもそもR-1を点数でつけるのは無理なのではないか。つまらなくても最低80中盤ぐらいはつけなければならない風潮があり、ネタの質の良し悪しが点数に表れにくい。今までは誰が良かったのかに投票のような感じだったため、たとえつまらなくてもまだマシなものを評価できた。それが勝ち上がる人物の選びやすさに繋がっていたのだが。


⑤芸歴10年以下の制限が加わった
これが最大のミスである。R-1は特に2016年以降からレベルが大幅に低下している。そんな状況なのに芸歴に制限を設けてしまってはさらにつまらなくなるのは明らかだ。これに関しては責任者がいったいどういう思いで変えたのか全く見当が付かない。
案の定今年のレベルは尋常じゃなく低かった。そりゃそうだ。当然。明白。すべからく。さもありなん。

 

今年のR-1では、これらの改変がすべて空回りしている。恐らくはM-1のように格式高い大会を目指したかったのだろうが、M-1とはレベルが違いすぎるので余計な緊張感が生まれてしまうだけである。どちらかといえば緩い雰囲気だったR-1を厳格に変えてしまった罪は重い。もっと身の丈に合った改革をすべきだった。
新テーマソングも何か違う。R-1とR-指定を掛けてるんだろうが滑っている。バレる~~をやめてスベる~~にしたらどうですか。

 

 

そして今大会はフリップネタが多い。半分フリップってどうなのよ。準決勝の審査の人もそこはちょっと考えなさいよ。決勝の顔ぶれを見る限りどうせまともな審査はしてないんだからさ。審査といえば、数年前にR-1の3回戦で意図的に落とされたとわめき散らした芸人がいましたね。だから何だと言われればそれまでなんですけど。どうでもいいし。どうでもよすぎて名前調べることすらしてないし。

 

 

あとこれに関してはプロデューサーが悪いのだが、賞レースで番宣するな。百歩譲って次週スタートの作品とかなら分からなくもないが、「もうすぐ最終回でーす」「なるほど、じゃあ見てみよう」とはならんだろ。しかもあのドラマを途中から見始めてもなんのこっちゃでしょ。

 

 

ここまでほぼ文句しか言ってませんが、この先も文句ばかりになります。いや私だって批判したいわけじゃないし粗探ししたいわけでもないのよ、褒められるところが限りなく少ないのよ……。事実と感想をありのままに書いてるだけなのよ……。
批判的な記事が苦手な人はこれを機に克服してね(意地でも戻れとは言わないところがミソ)。

 

 

 

ここから本編です。

 

 

 

 


マツモトクラブ「夜の公園」 64
珍しい伏線回収型。前半をフリにしつつ後半で笑いに変えていく構成は完成度が高く、オチもうまい。前半にもう少し笑い所がほしかったが、低レベルな今大会の中では充分すぎるネタである。というかまともに笑えたのがこれだけだった。

 

ZAZY「紙芝居 2人の1年」 51
ZAZYらしい唯一無二のネタ。フリップが次のフリップを呼ぶような流れだったが、もう少し、せめてあと2枚ずつぐらいは畳み掛けてほしかった。1つ前のフリップを覚えておかないといけないというシステムも最初はやや伝わりづらく、歌う必要があるのかといった疑問も湧いてくる。

 

土屋「田原俊彦の喋り方」 12
似てない聞き取れない面白くないの三重苦。モノマネ芸人にやらせた方が笑いの量も質も数段面白いものが出来上がるだろう。ずっと1回戦落ちで今年何故か決勝に来れたらしいが、このレベルでは今まで通り1回戦で落ちていた方が良かったようにすら思える。

 

森本サイダー「ラブレボリューション」 25
途中からの展開が意味不明。嘆くのが意味分からないし、面白い嘆きじゃない。言っていることが的外れすぎるのを利用した面白さすらない。自分のコントを俯瞰で見てツッコミを入れるという発想は悪くなかったのだが。ちなみに「今里に何があんねん」に関して、近鉄の今里駅にはほとんど何も無かった。車通りや人通りは河内永和、俊徳道にも負けている。地下鉄の今里や、同じ近鉄の布施や河内小阪とは天と地の差がある。

 

吉住「祠の化け物」 43
展開が弱い。笑い所が村を襲ったところの1回しかない。演劇ならこういうのもありだと思うが、ネタとしてだと笑い所が少なすぎる。

 

寺田寛明「英語の訳し方」 46
名前は初めて聞いたがネタはどこかで見たことある気がする(ネタパレだったかな?)。言葉や文法とあるあるを組み合わせたネタは、パターンが一緒で飽きられやすいという欠点はあるものの、アイデアがほぼ無限に出てくるため、このネタももっと面白くなる可能性はある。

 

かが屋 賀屋「電車に乗り遅れる」 41
ほとんど喋らずに息づかいだけで全てを表現する1人コント。息づかいは上手いんだけどね。それが笑いに繋がるかというとちょっと違う。

 

kento fukaya「triple flip story」 37
フリップ3枚の使い方がちょっと気になる。もっと近づけたらいいのに。そして“kento fukaya”というアルファベットの文字を打つのが面倒臭い。これを寺田寛明風に言えば「kento fukayaの文字がなかなか打てませんね」になるだろう。名前が全部ローマ字表記のアルファベットの奴って大体絵描くか曲作るかヤバイ集団を率いているかの3択だと思う。

 

高田ぽる子「おじいちゃんの乳首」 17
3分間の悪ふざけ。小学生でも恥ずかしくてやらないようなレベルで、実はリコーダーが上手いという武器も2回目は通用しないだろう。ただ、これを全国放送で堂々とやるメンタルだけは褒めるべきところである。そもそもじじいの乳首を取り替えるってなんだよ。あの店員も変なものばかり勧めやがって。そもそも取り替えられるなら取れたものをまた付ければいいじゃん(ド正論)。

 

ゆりやんレトリィバァ「〇〇ちゃうねん」 53
擬人化ツッコミとでも言うべきか。数打ちゃ当たる戦法で質より量で勝負したため、当たりはロッカーの中の観葉植物だけだった。これは一概には言えないのだが、ゆりやんは大会のレベルを計る物差しになることが多く、ゆりやんが上位に食い込むようならその大会のレベルは低く、下位に沈むならレベルは高い。広島で言うと九里亜蓮のような存在である*。


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*九里が先発にいると、

「九里を先発で使わないといけないほど先発の駒が足りない(チーム状況がやや悪い)」、

九里がロングリリーフにいると、

「九里を中継ぎに回せるほど先発が揃っている(チーム状況がやや良い)」、

九里が2軍にいると、

「九里を2軍に落とす余裕があるほど投手陣が安定している(チーム状況が非常に良い)」、

もしくは

「ある程度は試合を作れる九里すら2軍に落とさないといけないほど投打が噛み合わない(チーム状況が非常に悪い)」

のどちらかである。
これまで怪我で長期離脱ということがほぼ無かったため、九里の立ち位置がチーム状況の良し悪しを計るのにうってつけだった。
しかし、これらの法則も昨年からの九里の先発としての活躍によって消滅しようとしているのだが。
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〈1本目を終えて〉
R-1の審査員採点にツッコミを入れたら負けだということは十分承知しているのだが、それでも言う。


採点が滅茶苦茶!!!!!!!!!!


特に土屋、森本サイダー、kento fukaya(打つの面倒くせえなあもう)、高田ぽる子あたりに高得点をつけた理由を両手両足を縛って弱めの電流を流しつつ定期的にデコピンをしながら数日間問い詰めたいものだ。

 

 

 

 


かが屋 賀屋「忘れ物」 39
これ、あれだね。かが屋のコントのやつだね。しかもかが屋のネタの中でもそこまで面白くないやつ。

 

ゆりやんレトリィバァ「インタビュー」 42
めちゃくちゃなネタ。後半どこの何をどうやって壊してたのかも分からないし、最後もやりたい放題。ザコシやランジャタイと一緒で、人を笑わせる・楽しませる、といった思いが感じ取れない。

 

ZAZY「紙芝居 2人の出会い」 45
1本目と同じ展開すぎたので私の点数は伸びない。歌う必要が(以下略)。ネタ中にZAZYは2つのミスを犯しており、1つ目は右下のフリップのクリップを外し忘れていたこと。2つ目はなんそれ!のときに「そ」のフリップを一緒にめくったのか紙を入れ忘れたのかで、その部分が白紙になってなんれ!になったこと。なんれ!を見たときに全視聴者がなんそれ!と思ったことだろう。テレビで見る限りは会場でのウケは一番だったが、これらのミスのせいで優勝を逃した可能性も無きにしも非ず。

 

 

 

 


というわけで今年のR-1はゆりやんの優勝で幕を閉じたのだが、優勝が決まった直後、

「改めてチャンピオンの1本目のネタをもう一度見てみましょう」

はあ??????????

 

優勝者のネタもう一度って何だよ。

時間余ったからネタを流して繋ごう、ちゃうねん!
これで途中から見た人も喜ぶね、ちゃうねん!
優勝者とネタを振り返るなんて感動的、ちゃうねん!

これが一番のなんそれだわ。

 

 

 

 


まあ結局何が言いたいかというと、大皮肉を込めたこの記事のツカミの部分が全てです(そこ??)。

 

                おしまい。

 

 

 

 


~今だから言えること~
序盤ボロクソ言ってるな。今でも間違ったことは言ってないと思ってるが。

 

 

 

 

 

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