青春18きっぷ旅の話

青春18きっぷ旅の話】(約3900字)

公開 2024年4月10日

 

 

 

 


青春18きっぷとは、JR全線の普通列車・快速列車が5回分乗り放題になる切符である。詳しく知りたい方はそれっぽいサイトを参照してほしい。

今回は、それを使って旅をしたときの話を僅かな写真とともに振り返る。時期は2019年の夏なので、もうかなり前の話である。

 

 

 

① 東京→大阪
② 大阪→松山
③ 松山→大阪
④ 大阪→敦賀→名古屋→大阪

5個目は何に使ったか忘れた。

 

 

 

 


① 東京→大阪編

 

これが今回の記事のメインとなる。以前沼津巡礼記のおまけの欄でちょっとだけ触れた話。

まずは13時半ごろに秋葉原駅をスタート。東京駅で時刻表を収集し東海道線に乗り換え、品川駅でも下車して時刻表を収集した。

 

余談だが、私は時刻表を集めるのが好きである。新幹線とかの縦軸が駅のやつよりも、縦軸が時間のいわゆる一般的な"時刻表"を集めている。

私はあまり鉄道の車両そのものへの熱意はなく、鉄道ダイヤや路線図・配線図が興味分野というか研究対象というか。キハとかクハとか知らんし。いつか時刻表の面白さを解説する記事も作ろうかと思う。時刻表は旅の記念にもなるため、いくつかの駅で集めつつ帰ろうと思っていた。

そして余談の中でまた余談。今となっては経費削減のためか、駅に紙の時刻表を置いている鉄道会社はほとんどなくなり、ホームの時刻表もどんどん減っている。その代わりに、スマホで見られます!みたいなQRコード付きポスターが駅の構内に貼られており、web上で各自で時刻を確認してくれスタンスになった。

だがこのシステム、個人的にはものすごく面倒臭い。見るためにはいちいちスマホを開いて検索なりQRコード読み込みなりをしなければならない。画像ダウンロードやスクリーンショットで保存することはできるが、すぐに取り出すことができる紙の便利さには敵わない。そして鉄道会社にもよるが、時刻表が一画面に収まらないことが多くて見にくい。非常に不便な世の中になってしまった。

 

てなわけで時刻表を収集しつつ西へ向かう。まずは川崎、次に鶴見、そして横浜。横浜駅ではもちろん京急・東急・相鉄の分も回収した。再び電車に乗り、大船、藤沢で下車。藤沢では当然のごとく小田急江ノ電も。江ノ電が意外と遠く、かなり時間がかかってしまった。

 

次に降りたのは国府津国府津で降りたのは時刻表のためというわけではなく、聖地巡礼的なもので、これも沼津巡礼記で一瞬だけ触れている。

国府津で電車を待っているとき、私は大変なことに気づいてしまう。このときは確か16時頃だったのだが、この先のルートをNAVITIMEにぶち込んでみると、自宅の最寄り駅に着くのが0時を超えることが発覚。さらに、もしこの先電車を1本逃すと終電にも間に合わず帰れなくなってしまうのである。マジで危なかった。確認がワンテンポ遅かったら、ここまでの途中下車が一駅多かったら、私は大阪駅から歩いて帰るか、そもそも大阪にすら辿り着けなかっただろう。ギリギリのタイミングでこの事実に気づき、電車に乗り込んだ。小田原や熱海、静岡・浜松・豊橋・名古屋なども乗り継ぎ以外ではこの先1駅も降りられない、さらには時刻表も収集できない、素通りの途中下車なしの旅が確定した。

 

そんなこんなで難所の静岡区間に突入。一般的に難所と言われている理由は、

・長時間
・各駅停車のみ
ロングシート
・編成が短い(ことがある)
・トイレがない

である。
地方に行けばもっと厳しい路線は山ほどあるので、相対的にみれば"難所"とまではいかない。

 

乗ったのは確か熱海発の島田行きだったと思う。熱海を出て函南、三島、沼津、片浜、原、東田子の浦、吉原、富士、富士川…もう無理。いちいち駅名を確認するのが面倒になった。だから私は今でも東京からここまでしか言えない。

静岡駅のあたりから日が暮れて、景色が見えなくなった。つまらん。島田でホームライナーに抜かされた。このあたりで携帯の電池も切れた。

島田から浜松へ、浜松から豊橋へ、そして豊橋から新快速に乗車。このとき20時ぐらい。

新快速で駅を通過する感覚が久しぶり。最後に通過したのが快速アクティーに乗っていたときの大磯・二宮あたりなので4時間ぶりである。

新快速の車内のアナウンスで、「途中の停車駅は、蒲郡、岡崎、安城刈谷、大府、金山、名古屋、尾張一宮、岐阜…」
知ってる地名ばっかり~~~!!!
停車駅が知ってる駅ばかりだと安心するね。

静岡エリアだと停車駅の半分ぐらいは知らない地名だったから。「次は〇〇です、〇〇を出ますと次は××に停まります」「どこだよ!!!」状態だったから。

 

この新快速は米原まで行ってくれた。米原からはJR西の新快速に乗った。これが早い早い。彦根を過ぎたあたりからトップスピードで爆走。

 

ちなみに、私が今回帰ってきたこの乗り継ぎ、現在のダイヤでは接続が変更になったので帰ることができません。と思っていたが、今改めて調べてみると帰れるように復活していた。コロナが明けたからだろうか。

 

 

・このときの感想
静岡区間はもちろん長いが愛知区間もなかなかに長い。
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東京神奈川神奈川神奈川神奈川静岡静岡静岡
静岡静岡静岡静岡静岡静岡静岡静岡愛知愛知
愛知愛知愛知岐阜岐阜滋賀滋賀滋賀京都大阪
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
↑こんなイメージ。

 

 

 

 


②と③の松山往復の話

 

愛媛県の父の実家に向かう。行くのは5年ぶりぐらい?(それ以降今に至るまで行ってない)

 

お盆真っ只中。ひたすら西へ向かう。新快速で姫路へ、乗り換えて相生へ。相生からは始発の岡山行きに乗車。無事座れた。

岡山からは特急しおかぜ…には乗れないので快速マリンライナーに乗る。途中、早島・茶屋町・児島に停車し坂出で下車。早島ってどこよ。

ここからは各駅停車の旅。松山行きが来た。意外と混んでいた。ギリギリ座席に座れるぐらいで、立っている人もいた。宇多津~観音寺でだいぶ降りて観音寺を出発するときにはガラガラになった。私の他には数人いる程度。観音寺からは2両編成の2両目が封鎖?されて実質1両になった。

観音寺では20分ぐらい停車。ここからはダイヤ上では別列車扱いになるのだろうか。

 

伊予西条でも特急の待ち合わせのため長時間停車。停車時間を利用してホームの端のトイレを利用したが、狭暗汚かったと記憶している。

 

松山に到着。駅周辺の高架化工事中で、高架の橋脚が駅手前から続いていた。

そこから4年半が経った今ではかなり工事が進んでいることだろう。もう少しで完成するようだ。

 

 

帰りは途中寝ていてあまり記憶がない。今治までは覚えている。壬生川から観音寺ぐらいまで寝てたと思う。

帰りの方が所要時間が40分ぐらい(下手すりゃ1時間くらい?)短かったこともあり、途中寝てたことや一度経験していることも重なって、行きの半分ぐらいの時間に感じられた。

坂出まで行き再びマリンライナー。途中、児島・茶屋町・妹尾に停車。妹尾ってどこよ。

 

岡山からは山陽本線。めっっっっちゃ混んでた。岡山から相生まで席が空かなくてずっと立ってた。その後相生、姫路で乗り継いで帰って来た。

このとき、姫路駅でえきそばを食べた。カップ麺のやつは何度かあるけど実際に食べるのはこれが初。

 

 

 

 


④の敦賀経由名古屋の話

 

18きっぷの余りを消費するため、日帰りで行けるエリア、そして朝早く出発するのは嫌なのでそこまで遠くない場所でどこか無いかと探していたら、なんとなく名古屋に行ってみようと思いついた。普通に行ってもつまらないので琵琶湖大回りしようと思った。

 

当日自宅の最寄り駅に着いて判明したのが、


遅 延 し て い る


というのも、敦賀へ行くには新快速に乗ることになるのだが、それは1時間に1本。逃すとヤバい。ギリギリ間に合った。

湖西線はさすが高規格路線だけあってスピードが出る。途中、近江今津で特急に抜かされる。

敦賀に到着。ここからは名古屋の方に向かう。乗ってきた新快速に再び乗車。

新疋田ループ線は乗っている状態だとあまり分からない。いや、一周してることは分かるんだけど乗ってると全貌は分かりにくいね。

乗ってきた新快速で戻り、近江塩津で下車。ここで30分ぐらい待つ。

 

近江塩津駅は、近江今津方面(湖西線方面)、米原方面、敦賀方面の3方向のジャンクションとなっている。

湖西線経由敦賀行きの新快速と近江塩津始発の米原方面新快速は互いに接続しており、敦賀湖西線経由の新快速と近江塩津止まりの新快速も互いに接続している。

つまり、湖西線から長浜・米原方面に行きたい人とその逆は接続があるためスムーズに行ける。だが、敦賀から長浜・米原方面に行きたい人とその逆は接続が無く、待たなければならないのだ。

近江塩津にはマジで何にもなかった。18きっぷなので改札の外に出ることも可能なのだが、出ても何にもなかった。

 

近江塩津から新快速に乗り、米原で降りて大垣行きに乗り換え。始発なので座れた。大垣で新快速(JR東海)に乗り換え。始発なので座れた。

名古屋に着いた。といってもやることは特にない。

腹減った。何か名古屋グルメを食べよう。30分ぐらい探した。駅は広すぎて逆に分かりにくいので、駅から少し離れることにした。大きな道路を北に歩き、ビルの地下に降りた気がする。きしめんと天むすを食べた。

 

新快速(JR東海)で帰る。名古屋からなので乗客が多くて座れない。

米原からはJR西の新快速。座れた。さすが12両。

 

 

 

 


こんなところでしょうか。
18きっぷの旅は第2弾をすでに終えているのでそれもそのうち出します。記事の順番もあるので秋ごろになるかも。