私のLoveLiveDays①

【私のLoveLiveDays①】(2015~2016.4)
               (約3000字)

公開 2021年12月27日







今回は人生の横糸の話をしようと思う。タイトルからも分かる通り、「ラブライブ!」の話である。カープが人生の縦糸ならラブライブは横糸である。



ただ、私はラブライブシリーズのファンかというと違うような気がするし、もちろんアンチでもない。一応研究家を名乗ってはいるがガチガチの研究をしているわけではなく、なんとなくで付けた肩書きに過ぎない。



このような独特な立場にいる私だが、元々アニメや漫画などの2次元の作品を知ってはいても見ることはほとんどなく、最初から最後までちゃんと見たのはイナズマイレブンぐらいなもの。



どちらかというと2次元とは縁が薄い側の人間である私がいかにしてラブライブというコンテンツを追うこととなったのか、今回はその出会いの話である。







途中、友人のAとBが出てきます。友人はAとBとあとCぐらいしかいなかったのだが、Cもちらっと出したので、数少ない当時の友人総出演でお送りします。
これ詳しい人が見たらAもBもCもすぐ分かっちゃうよね。まあいいや、始めます。





※当時のことを思い出しながら書いているため、記憶が抜け落ちていて詳しく書けない箇所もあります。ご了承ください。









あれは2015年5月31日。この時から私の運命は大きく変わることとなる。ターニングポイントはいくつかあるがその1つ目がこの日である(出会った日なのだから当然と言えば当然)。



私は修学旅行で沖縄に来ていた。その最終日でのこと。班ごとに自由に回る時間があり、美ら海水族館に行く班、市街地を巡る班、何も考えていない班など様々だった。我々の班は“何も考えていない班”に該当し、とりあえず国際通りに行き、自由に散策していた。実はそのときの班にはアニメ好きが多く、アニメイトに行くことになった。



全く興味のなかった私は、店の独特の雰囲気もあり、店内をさっと一周した後は入口に突っ立って時間を潰していた。非アニメ非オタク人間にとっては、アニメショップにはなんか体が「うっ…」ってなる気持ち悪さや、身構えてしまうような居心地の悪さを感じるのである。これは共感してくれる人もいるのではないか。この感覚はある程度アニメ・オタク文化に寛容になった今でも変わらない。



そこで、たまたま目に入ったある一つのポスターについて、同じ班だったAから説明を受けた。それが「ラブライブ!」だった。ちょっと見ただけだったのでどのようなポスターだったかは残念ながら覚えていない。別に何か衝撃を受けたとかではなく、興味を持ったわけでもなく、数あるポスターの中から偶然見ていただけのもの。そのときは「ふ~んそんなのあるんだ~」ぐらいの感覚で、数あるアニメの中の一つという認識だった。



2、3日後、思い出して動画を見た。確かテレビアニメの内容を30分でまとめたやつだったと思う。検索して一番上に出てきたものだった。それにしてもなぜ見たのだろう。普段の私ならちょっと聞いただけのアニメを調べるなんて絶対にしないのに。運命の糸か何かに引き寄せられていたのだろうか?



その他にもとりあえずいろいろ調べた。調べたといっても、当時の私は携帯電話を持っていなかったため、DSiでのブラウザー3DSでのYouTubeニコニコ動画が数少ない情報収集手段だった。へっぽこなブラウザーと言うことを聞かない動画サイトをなんとか駆使して調べていた。携帯やパソコンでアクセスできる情報量には遠く及ばないが、だいぶ頑張った方である。



この時点では、ハマったというよりは、どちらかといえばツッコミどころを探してAに話していた、というのが正確だろう。アニメ1期1話でもツッコミどころが10個ぐらいあるし。以降Aとはラブライブについての話をすることが多くなったが、私が本格的に興味を持ち出すのはまだ少し先のこと。この時期の私は、Aから受けた説明をBにすべて受け流していた。その結果、Bが色々な要素が重なって2次元にドハマりするのはまた別の話である。ちなみに、それとなく聞いたらCもちょっとラブライブを知ってた。







ある日、AからAqoursというグループを聞いた。聞けば新シリーズのグループだという。μ'sだけで精一杯だった私は、聞いた当時は「Aqours?読めねえな」「液晶テレビかよ」ぐらいの感想で気にも留めなかったが、数日経ってふと思い出し、「君のこころは輝いてるかい?」の試聴動画を観た。ここが2つ目のターニングポイントである。これがなければ今の私はない。Aqoursを知らなければ、このとき観なければ、きっとすぐに他界していただろう。いや、もしかするとAqoursが理不尽に叩かれている姿を見て戻ってきた可能性もあるか…?







11月にはNHKBSプレミアムでμ'sのSPライブが放送された。数日後、それをDVDだかBlu-rayだかに焼いたやつをAが持ってきて観た。これがライブを初めて見た瞬間だった。話には聞いていたアニメ映像とのシンクロパフォーマンスを、このときはっきりと見たのである。2次元と3次元の融合という発想は当時の私に衝撃を与えた。







Aにはスクフェスもかじらせてもらった。EASY→NORMALの難しいの以外→HARDの簡単なやつ
ぐらいはやった。
もうあまり覚えていないが、「勇気のReason」のNORMALにブチ切れそうになったことと、初めてフルコンボを達成したのが「僕たちはひとつの光」だったことは覚えている。Aと疎遠になってからは全くやっていない。アプリも入れてないしやる機会もなかったしね。もう6年になるか。







月日は流れ、いよいよμ'sのFinal Liveの時期となる。私の周りでは行っている人が意外と多かったと思う。一方、私はというと、まだそこまでは興味が湧かなかった時期である。当時私の中にライブビューイングという概念があればそれには行っていたかもしれない。



3月31日、東京に向かっていたBから9時前ぐらいに電話が来た。東京駅で迷ったという内容だった。確か中央線の乗り場を探しているとかだった気がする(うろ覚え)(違ってたらごめん)。それに対して私は、「新幹線を降りたら八重洲口側だからそれと反対方向に行け」「そして中央線のホームは1段上にあるから気をつけろ」みたいなことを言った覚えがある。東京駅はほぼ縦横の移動しかないので新宿や渋谷に比べるとそこまで難解なダンジョンではないし、大阪だけで考えても梅田の方が迷宮レベルは上である。Bもなぜ迷ったのか、そして私も片手で数えるぐらいしか来たことがないのになぜ案内できたのか。
Bとはその日の夕方に神田明神付近でテレビ電話もしたような記憶がある。







そしてμ'sはこのライブを最後にしばらく活動を休止した。これが私の中での第1次loveliveブームである。期間で言うと2015年6月から2016年4月までを指す。







思いのほか時間がかかったのでここで一旦切りたいと思う。





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